問題解決する栄養療法⾷品

成長期の中高生に必要な栄養素とは?
悩みに適した食品選びで、健やかな成長を促進。

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CASE①:育ち盛りなのに好き嫌いが多い
サッカーに夢中の長男、13歳

 中1の息子は毎日サッカーに夢中。
勉強も同じくらいガンバレー!と思うけど、今はすくすく育ってくれれば、よし。
肉や揚げ物は大好きなのに生野菜が嫌いなど好き嫌いが多いのが心配です。

もっと摂りたい栄養素
丈夫な骨格のためにカルシウムとビタミンB群を

 体がぐんぐん成長する上、活動量も多いため栄養素の必要量が最大となる時期です。3大栄養素はもちろんそのエネルギー代謝を助けるビタミンB1・B2・B6、丈夫な骨をつくるカルシウム、赤血球づくりを支えるビタミンB12を積極的に摂りましょう。

おすすめ食品

レバー(牛)

ビタミンB6・B12

豚ヒレ肉

ビタミンB1

小魚

カルシウム

牛乳

カルシウム

CASE②:貧血気味。
甘いものが大好きな女子高生の長女、16歳

 高1の娘は貧血気味で息切れがしたり、ダルさを感じることが多いみたい。
なのに、お友達とおしゃべりしながらのスイーツが大好きで、食事代わりにしてしまうことも。若いのだから、バランスよく食べて健やかに輝いて欲しい。

もっと摂りたい栄養素
不足しがちな鉄と同時にビタミンCも

 貧血の原因には鉄分不足が考えられます。牛肉やひじきなど鉄の多い食品を意識して摂りましょう。さらに、鉄の吸収を促すビタミンCも積極的に摂ればより効果的に。

おすすめ食品

小松菜

ビタミンC

キウイフルーツ

ビタミンC

牛もも肉

ひじき

【参考文献】
「ビタミン・ミネラルの本」 古川敏一著(つちや書店)
「くらしに役立つ栄養学」 新出真理監修(ナツメ社)
「栄養の基本がわかる図解事典」 中村丁次監修(成美堂出版)
「からだにおいしいキッチン栄養学」 宗像伸子監修(高橋書店)
「図解でわかる!からだにいい食事と栄養の大辞典」 本多京子監修(永岡書店)
「食べることがめちゃくちゃ楽しくなる!栄養素キャラクター図鑑」 田中明・蒲池桂子監修(日本図書センター)