問題解決する栄養療法⾷品

30代・40代に必要な栄養素とは?
体調の変化に合わせた効率的な食事・栄養生活を心がけるために。

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CASE①:メタボ気味なのに外食が多い
働き盛りの夫、47歳

 営業職の夫は働き盛りでアフター6の付き合いもしばしば。
揚げ物や高カロリーの物が好きで、最近ちょっとメタボが気になるよう。
運動のため一駅分歩いていますが、家での栄養で気をつけることは?

もっと摂りたい栄養素
抗酸化作用の高いビタミンEとビタミンAを

 基礎代謝が減る年代なので若い頃と同じような食事内容と量では肥満を招きます。
血管年齢も意識しましょう。動脈硬化予防のために抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンAを積極的に摂りましょう。
煙草を吸う方は、喫煙で損なわれるビタミンCを多めに補給。

おすすめ食品

アーモンド

ビタミンE

カボチャ

ビタミンE

ニンジン

ビタミンA

キウイフルーツ

ビタミンC

CASE②:出産を控えていても仕事が忙しい
隣町の義妹、32歳

 出産を控えている弟の妻はギリギリまで仕事だとか。料理が面倒だと冷凍パスタと野菜のスムージーで凌いでいるみたい。
私の時は出産後に歯が弱くなったから、カルシウムは摂らせたい。
でも彼女は体質的に牛乳が飲めないし…。

もっと摂りたい栄養素
赤ちゃんの発育に鉄、歯や骨にカルシウムを

 妊娠中にぜひ積極的に摂りたいのは、赤ちゃんの発育に必要であり、妊娠中に起こりやすい貧血を予防できる鉄です。
さらに、歯や骨の成分となるカルシウムも摂りましょう。
また、胎児の成長に欠かせない葉酸も意識して補給するようにしてください。

おすすめ食品

牛もも肉

カツオやブリ

豆乳

カルシウム

ワカメ

葉酸

【参考文献】
「ビタミン・ミネラルの本」 古川敏一著(つちや書店)
「くらしに役立つ栄養学」 新出真理監修(ナツメ社)
「栄養の基本がわかる図解事典」 中村丁次監修(成美堂出版)
「からだにおいしいキッチン栄養学」 宗像伸子監修(高橋書店)
「図解でわかる!からだにいい食事と栄養の大辞典」 本多京子監修(永岡書店)
「食べることがめちゃくちゃ楽しくなる!栄養素キャラクター図鑑」 田中明・蒲池桂子監修(日本図書センター)