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パサパサの鶏むね肉もツルンと
川村さん流ゼリー食の作り方〜サラダチキン編〜


がんにより胃と胆のうを全摘し、食べられる量・種類に制限のある川村さん。今回は、川村さんが作るゼリー食のサラダチキン(えんげ食)を紹介します。


=前編 取材記事はこちら=


PH01_cooking.00_19_35_29.静止画005.jpg川村さん
夫と2人暮らし。1年前、30代でがんが見つかり、胃と胆のうを全摘。
手術後は思うように食事が取れなかったが、今は、ニュートリー社製のゼリー化材やとろみ材を使って、
見た目もよく、味もおいしいえんげ食を楽しんでいる。


レシピ紹介! 川村さん流サラダチキン(ゼリー食)の作り方


普通のサラダチキンだとパサパサして食べにくいという川村さん。ゼリー化材を使ってえんげ食にして楽しんでいます。川村さん流の作り方を教えてもらいました。


●材料(1回で作りやすい分量)


・サラダチキン(市販品、または調理済みのもの) 150g程度
・水 150g
・ゼリー化材(冷凍保存できるもの) 適量


※種類によって異なるため、使用するゼリー化材の添加量をご確認ください。
※鶏むね肉からサラダチキンを手作りする場合は、鶏むね肉200~300g、砂糖、塩各小さじ1をビニール袋に入れてもみ込み、冷蔵庫で一晩寝かせたものを、低温調理ができる鍋で加熱する(68度で1時間半)。


●作り方


1 計量
材料を上記の通り計量する。


※調理済みのサラダチキンはキッチンばさみで粗く刻んでおくと攪拌しやすい。
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2 撹拌
ブレンダーで撹拌する。※ブレンダーをかける前に食材を温めておくと攪拌しやすい(電子レンジ600Wで1分程度)。cooking.00_14_17_21.静止画006.jpg



3 加熱
電子レンジで沸騰するまで加熱する(電子レンジ600Wで1分程度)。


4 成型
小分けの容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。



【ここを工夫!】小分けにしてストックも!
一度にたくさん食べられない川村さんは、お弁当用カップや冷凍食品の空き容器を使ってえんげ食を小分けにしてストック。冷凍可能なゼリー化材を使えば冷凍保存も。cooking.00_17_32_42.静止画003.jpg



●完成!
マヨネーズを入れてコクを出したり(写真左)、トマトジュースで味変(写真右)してもおいしい。


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食べたいものは何でもえんげ食に


食べてみたいと思ったものは、ためらうことなく何でもえんげ食にしているという川村さん。ゼリー化材やとろみ材を使ったえんげ食の作り方はいろいろな食材に応用できるので、鶏肉、白身魚、野菜、市販のお惣菜のほか、カップ麺、お菓子を使うこともあるのだそう。


PH02.001.jpg川村さん作のえんげ食。盛り付けも工夫して見た目よく。
小分けにしたえんげ食を常時5〜6種類ストックしており、組み合わせて一食にすることで
食材や味の変化はもちろん、栄養バランスにも配慮できる。


"こびとごはん"をみんなで楽しみたい。


もともと家族やお友達と食事をするのが大好きな川村さん。今は手作りのえんげ食を家族と楽しむこともあります。いずれはお友達とも一緒に楽しみたいと、あるカードを用意しています。insert.00_04_42_38.静止画002.jpg


「"えんげ食"というと年配の人や病気の人むけ、という感じがするので、私は"こびとごはん"と呼んでいるんです。手術以降小食になって、小さいお皿に小さいものを乗せて食べるから"こびとごはん"です。」(川村さん)
そして、えんげ食作りへの思いを語ってくれました。
「こんなのを作ったらどうかな?と思ったら、まずは作ってみる。枠に縛られず、自由に作り、食べることを楽しみたいですね」
川村さんの「こびとごはん」探求の旅は続きます。



川村さんと「見た目もおいしいえんげ食」との出会いについてはこちら。



制作:制作:メディバンクス株式会社 『食べられる喜び』応援プロジェクト
※この記事の内容はニュートリー製品をご使用された方の体験談です。摂食嚥下の状態によって対応が異なりますので、使用にあたってはまず主治医・栄養士などにご相談ください。
※内容は2023年8月取材当時のものです。