問題解決する栄養療法⾷品

ドキュメンタリー 
食べられるってすばらしい!

ここで学べること
「食べられない…」を解決し、「食べられる!」を実現するまでのストーリーをお届けします。

また自分の口から食べてほしい
摂食えんげリハビリで取り戻した親子で食べる喜び


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左:ヒロユキさん 右:ヒロユキさんのお父さん




2年前、ヒロユキさん(50代)は脳出血を発症。意識がなかなか戻らず胃ろうからの栄養摂取が必要になり、意識回復後も右半身の麻痺、飲み込みの機能低下が残りました。
もともと食べることが大好きなヒロユキさん。お父さんは「再び口から食べられるようにしてあげたい」と強く思い、見つけたのが摂食えんげリハビリテーションに力を入れる医療法人社団 登豊会 近石病院(岐阜県岐阜市)でした。そこで、三食すべて口から食べることを目標にリハビリを始めました。
入院当初は少量のとろみ食を飲み込める程度でしたが、えんげ機能の検査の結果、口から食べられる可能性が見えてきました。リハビリもつらいものでしたが、ヒロユキさんは「頑張ります」と宣言。2カ月のリハビリを経て、三食すべて口から食べられるようになったのです。
退院した今は自分で食事を食べる生活に戻りました。親子での久しぶりの外食で食事をする姿を見たお父さんは「ここまで回復するとは想像もできなかった。本当に嬉しい」と目を細めます。ヒロユキさんも「リハビリを頑張ってよかった!」と満足そう。今後は「もっと一緒に食べる時間を増やしたい」と、笑顔があふれました。




ヒロユキさんが 食べられる喜びを取り戻すまで 


脳出血を発症、胃ろうが必要に


家族での食事が大好きだったヒロユキさんは、50代で脳出血を発症。胃ろうからの栄養摂取が必要になり、後遺症から飲み込みの機能も低下した。右半身の麻痺もあり、利き手が動かしにくくなった。

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再び口から食べることを目指してリハビリ開始


リハビリでは、動きが悪くなっていた口の周りや舌の筋肉を動かしてもらったり、「あっかんべ」をしたり、物をなめたりして口を動かす訓練などを実施。口から食べられるようになってきても、量を食べられず吐き気が起こることも。しかし、ヒロユキさんはリハビリに積極的に取り組んだ。

LW2510_PH04_02_IMG_4418.00_00_01_14.静止画009.jpgリハビリを頑張ってまた口から食べたいです!



やわらかめの食事を3食とも口から食べられるように


えんげ困難者用のゼリーや高濃度の栄養補助食品も活用して栄養補給しながら、リハビリを頑張った結果、ペースト状、きざんだ食事へと食形態も進み、約2カ月後にはやわらかい一口大の食事をとれるように。3食すべて口から食べられるようになり、退院した。

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久しぶりに親子で外食
オードブルやステーキを介助なしに完食



ふだんはお父さんと離れて暮らすヒロユキさん。久しぶりの親子そろっての外食では、フランス料理のオードブルからステーキ、デザートまで、左手でフォークやスプーンを使ってパクパクと完食。

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制作:メディバンクス株式会社 『食べられる喜び』応援プロジェクト


※本記事の内容は個人の体験談です。摂食えんげの状態によって対応が異なります。
※内容は2025年4月取材当時のものです。